石田三成-為義而生的智將 新裝版

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徳永真一郎/著豊臣家の安寧のため、己の胸に秘めたる想いのため――。若年より豊臣政権で辣腕をふるい、天下人の秀吉から“絶大な信頼“を寄せられ、「才器の、われに異ならないものは、三成だけじゃ」とまで言わしめた石田三成。だが、そんな大恩ある秀吉の死後、豊臣の世は大きく揺らぎ始める。元凶は、五大老筆頭という地位からあらゆる権謀術数を尽くして天下を奪わんとする徳川家康。その野望を正面から打ち砕く意志をもつ者は、もはや“秀吉の遺命“を託された三成しかいなかったのである。日の本を真っ二つに割る天下分け目の決戦をしかけ、西軍を率いて“関ヶ原“へと突き進んだ義将の魅力とその生涯を描いた長編小説。“関ヶ原の戦い“とは何だったのか。【本書の構成】寵臣/聚楽第/佐和山城主/関白秀次/殺生関白/首切り奉行/秀吉の死/前田利家の死去/佐和山隠退/密謀/宣戦布告/籠城戦/真田一族/緒戦/関ヶ原/敗残(目次より)『作者介紹』徳永 真一郎(トクナガ シンイチロウ)大正3年香川県生まれ。昭和14年毎日新聞社に入社。鳥取支局長、大津支局長、大阪本社学生新聞部長を歴任するかたわら、歴史小説を中心に数々の作品を生み出す。昭和46年びわ湖放送常務取締役に就任、49年退社。日本文芸家協会、日本ペンクラブ会員、滋賀文学会長。平成13年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)